最近は、博多に旅行に行く=グルメを堪能する!というのが定番のようです。

豚骨ラーメン、もつ鍋、水炊き、明太子などの昭和生まれの名物は定番で人気ですが、新しい名物もどんどん誕生していますよね。

例えば「とりかわ」も今、凄い人気です。

最近は、とりかわ人気も凄い。

「とりかわ」も、私の記憶では20年以上前からありまして、昔よく行っていた記憶があります。

福岡の新名物のとりかわは、普通の焼き鳥の鳥皮とは違い、串にぐるぐる巻きつけたものを、なんどもタレにつけては焼き(3日かかるとか)じっくり脂を落として旨味を凝縮した串のことです。

余計な脂がないので、あっさりといただけるため、何本も食べれてしまいます。

最近だとハイボールに合わせると最高だと思っています。

福岡・博多では、とりかわ専門店では、1人で10本が基本です。

そんな「とりかわ専門店」ですが、私は昔は、かわや、権兵衛、とりかわ粋恭などよく行っていました。

でもその頃は、博多名物というよりは、安くて変わった焼き鳥だけど美味しくて、ちょっと飲みたいなという時に「並ばず」に入っていたイメージです。

それが、いち早くブレイクしたのが「かわや」だったと思います。

「なんか、最近予約しないと入れない」となり間始めたのが、2000年頃、「へー、そんなに人気なんだ」と思った記憶があります。

住んでいる場所柄、 とりかわ粋恭 が近かったので、そちらに行くことが多かったのですが、まだその頃、粋恭はちょっと待てば入れるというイメージでした。

でも、今やその とりかわ粋恭 も大行列ですよね。

権兵衛は、中心部にはないので幾分入りやすいかも。

そんな昔ながらのとりかわ専門店に加えて、最近は沢山新進気鋭のとりかわ焼き鳥やも増えているようです。

盛り上がっています!

で、そのとりかわと同じくらい(実は)人気の博多名物になっているのが「ごまさば」です。

ごまさばは、博多の居酒屋ならどこでも!

ごまさばは、誤解されている方がたまにいますが、「ごまさばという種類の魚」ではなく、マサバをゴマしょうゆのタレで食べるお刺身です。

昔から博多っ子がおつまみにしていた、伝統の味なのですが、今これがもの凄く人気のようです。

しょうゆ、みりん、たっぷりのすりゴマで和えたサバ。食感と、脂の奄美が最高です。

理由は、関東などでは刺身で食べるようなサバが中々手に入らないので博多で「サバを刺身で食べる」ことに驚き、そしてその味にビックリするのだそうです。

何度も食べてきた味ですが、本当に美味しいですよ。

サバは魚の中でも、とろけるような脂が乗っているので、舌触りも甘みも凄いですし、博多では新鮮なものしか使わないので、食感も抜群です。

一度食べた方が、「また食べたい」とリクエストするので、じわじわと人気になり、新博多名物になりました。

ただ、明太子やラーメンなどと違い、手軽にお土産でもって帰れないので、基本は博多で食べるしかない!という希少価値もあります。

ちなみに、大行列のとりかわと違い、「ごまさば」は多くの居酒屋においてある上、もつ鍋店や水炊き店でも食べれるところがけっこうあるんです。

そのため、比較的並ばずに楽しめる可能性が高いと思います。

その上で、サバは天然のものなので、できれば8月以降がお勧めです。

サバは、お盆を過ぎたら脂が乗り出す。

ゴマサバは年中美味しいですが、特にお盆を過ぎたあたりから脂が乗り始めて、12月1月が一番美味しくなります。

九州北部のサバは、お刺身で食べられる!

お盆といえば、まだまだ残暑で猛暑で、とろけそうな真夏の空気ですが、玄界灘は少しずつ秋モードが始まる頃。

巨峰などもお盆頃からですが、サバもまたその頃から美味しくなり始めるわけです。

なので、サバ寿司もお盆頃からが、どんどん美味しくなりますよ。

ところで、ゴマサバですが、1人前頼んでもペロリと食べれてしまうので、お店だともっと食べたいと思うことが多いのですが・・・

博多なら、魚屋で上物のサバを買って自宅で食べれば心行くまで食べれるんです。博多っ子の特権ですね。

いずれ、博多おぎはら寅吉でも、新鮮なごまさばを通信販売しようと思いますので、楽しみにお待ちくださいませ。